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エビデンスの森

CMECジャーナルクラブ非公式ガイド

ビタミンDはカルシウムと一緒に

 高齢者に大量のビタミンDを与えると、むしろ骨折が多い、という研究があることがわかりました。

 それでは、通常のビタミンDでは骨折が少なくなるのでしょうか?

 

ビタミンDのメタ分析

 ランダム化比較試験をのぞいてみようで紹介した、「骨粗しょう症」のカテゴリーにある5つのコンテンツ。残りの4つを見ていきましょう。

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 残りの4つはすべてメタ分析で、

  • ビタミンDによって骨折が予防できるか・・・3編
  • カルシウムビタミンDをとると骨折が予防できるか・・・1編

となっています。

 

 メタ分析とは、 同じ治療や予防法、検査法、危険因子などを検討したいくつかの研究がある場合、それぞれの結果をひとつの指標に統合してまとめた研究のことです。

 

 CMECジャーナルクラブで採用されるメタ分析は、このうちランダム化比較試験のみをまとめた研究になっています。

 このような条件を満たすメタ分析は、条件を満たしていない研究より適切な研究結果が得られている見込みがある、と考えられるからです。

 

 「ビタミンDをとると、骨折を予防できるでしょうか?」を見ていきましょう。

 まずは動画をご覧ください。

 まだ、会員登録がお済みでない方は、「会員登録してみよう」を参考に。

 

  この論文は2009年に発表されたメタ分析です。9の研究を統合しています。内容を要約すると、

  • 65歳以上の男性、または閉経後の女性に
  • ビタミンDを投与すると
  • ビタミンDなしと比べて
  • 大腿骨頚部骨折は15%多い傾向

 

ビタミンD単独では骨折が多い

 このメタ分析でも、ビタミンDを投与すると骨折が多い傾向という結果になっています。

 ただし、カルシウムを併用したものについては、大腿骨頚部骨折が16%少ないという結果になっています。

 

 このメタ分析からは、ビタミンDはカルシウムと同時にとらないと逆効果、ということになるでしょうか。

 

まとめ

  • メタ分析とは、 同じ治療を検討したいくつかの研究をひとつの指標に統合してまとめた研究のこと。
  • CMECジャーナルクラブはランダム化比較試験のみのメタ分析を採用。
  • ビタミンDはカルシウムと同時にとらないと逆効果かもしれない。

 

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